「田舎者」と笑われた私、実は裏社会の女帝でした ~冷徹社長に正体がバレて溺愛される~

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第203章 排除された凶星

本来なら、胸のすくような快感を覚えているはずだった。

ずっと耐え忍び、布石を打ってきたのは、真実を暴き、自分を傷つけた者たちに相応の報いを受けさせるためだったのだから。

しかし、いざそれが現実となった時、心に湧き上がってきたのは、深い疲労感と言いようのない虚無感だけだった。

二十年もの確執と傷は、会社の株や、いくばくかの謝罪の言葉で埋められるものなのだろうか?

あの「家」から一人の詐欺師を排除したところで、残るのは結局、打算と薄情さだけではないのか?

彼女は湯船の中で膝を抱え、顎を乗せて、思考を漂わせた。

熱い湯は冷え切った体を慰めてくれたが、心の底の澱んだ冷たさまでは、温めるこ...

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